2007年07月05日

書籍検索サービス「Googleブック検索」、日本語版開始

書籍検索サービス「Googleブック検索」、日本語版開始
“ユーザーと書籍の新たな出会い”を目指す
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/07/05/16256.html
Internet Watch

 Googleの日本法人は5日、書籍検索サービス「Googleブック検索」の日本語ベータ版を発表した。出版社から提供された書籍をキーワードで検索でき、検索結果から書籍の全文や一部を閲覧できる。利用は無料。

 Googleブック検索は、英語圏では2003年に「Google Print」としてベータテストが開始され、現在は「Google Book Search」として提供されている。通常のWeb検索と同じように書籍を検索し、結果には書籍名、表紙のサムネイル、著者名、発行年、ページ数、キーワードにヒットした本文の数行を表示する。

 書籍の内容は、出版社や著者が指定した閲覧範囲の許諾に応じて「全文」「部分プレビュー」「スニペット」「プレビューなし」といった4つの表示方法を用意する。

 全文表示は、著作権切れの書籍や出版社が全文掲載を許可した場合で、印刷やPDF形式でのダウンロードなどが可能。部分プレビュー表示は、出版社が許可した書籍の一部を閲覧でき、印刷やダウンロードはできない。

 スニペットは、出版社から提供されていない著作権保護期間内の書籍。閲覧できるのはISBNコードや目次などの書誌データ、検索語の周囲数単語、書籍内のキーワードのみ。プレビューなし表示は、Googleがデジタル化していない書籍で、Web上の情報が閲覧できる。

 このほか、全文、部分プレビュー、スニペットでは、Amazon.co.jpや楽天ブックスなど、オンラインショップで書籍を購入するためのリンクや出版社へのリンクを表示する。さらに、地域名を入力することで、周辺の書店をGoogleマップに表示することも可能。英文のみだが、検索した書籍が置いてある海外の図書館を検索する機能も用意している。

● パートナーシップがサービスの肝

 5日、米Googleのプロダクトマネージメントディレクターであるアダム・スミス氏、およびコンテンツパートナーシップディレクターのジム・ガーバー氏が来日し、Googleブック検索に関する記者説明会を行なった。

 スミス氏は、ブック検索の着想点について、「Google創設者であるサーゲイ・ブリンがスタンフォード大学でデジタル図書館コミュニティに従事していたとき、書籍をネットワークで全文検索できるようになればもっと書籍を活用できるだろうと考えたことが始まり」と話す。

 書籍を検索データベースに登録する方法は、出版社に書籍のデジタルデータがあれば、それを使用する。また、Googleで本をスキャンしてデジタル化する場合もある。Google日本法人に書籍を送れば、スタッフが作業を行なうという。「特に古い本のデジタル化に注力したい」とのことで、今後は文字認識(OCR)も導入したい考え。

 また、表示方法についてスミス氏は、「一部プレビューは、書店で本をパラパラめくって見るのと同じような意味。気に入ったらオンラインショップで購入してもらえる。スニペットは“抜粋”という意味で、全文検索が可能だが、抜粋された数行のみ閲覧できる。ユーザーのクエリを元に最大で3つの抜粋を表示する。プレビューなしは一番最近に追加した表示方法。サイトやブログの関連記事がわかる」と説明した。

 Googleでは、ブック検索を実現するためにはパートナーシップが必要不可欠とし、出版社に登録を呼びかけている。日本では、2006年5月に出版社からの登録受付を開始した。現在、登録している国内出版社の数や登録書籍数は明らかにされておらず、「それほど多くはない」とのこと。徳生裕人プロダクトマネージャは、「まずはサービスを公開して、内容を見てもらってから多くの出版社に登録してもらいたい」と述べた。

 ガーバー氏は、出版社とのパートナーシップにおける理念として、「非排他的なパートナーシップをベースにする」「表示方法のコントロールは出版社が決める」「収益のほとんどは出版社に還元する」という3点を強調した。出版社は、オンラインショップでの売上やコンテンツ連動広告による収益が得られるほか、書籍や広告の表示方法なども出版社側で設定可能。Googleの収益は部分プレビューの下部に表示される広告からのみとなっている。


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関連情報

■URL
  Googleブック検索
  http://books.google.co.jp/

( 野津 誠 )
2007/07/05 20:13
posted by gljblog at 00:00| 慶応さん+日本のGoogle Book Search | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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